東芝やべーなぁ…

流石に今回はあかんのやろか?

最初にみたのはロイターの記事
東芝、米原発サービス会社買収で数千億円減損の可能性 - ロイター
あまりアレだが、記事が流れると何の話か分からなくなるので、以下に引用させて頂く。

東芝(6502.T)は27日、米原発子会社ウエスチングハウス(WH)が昨年末買収した原発サービス会社、CB&Iストーン・アンド・ウエブスター(S&W)について、買収に伴い1000億円単位の減損損失を計上する可能性があると発表した。東芝広報によると、減損は数千億円規模に上る可能性があるという。

同日朝開示した報道資料には、「S&W社の買収に伴う1000億円単位の減損損失を計上する可能性がある」と記載している。「1000億円単位」について東芝の広報担当者は「数千億円という意味」と説明した。

東芝の2016年9月末の株主資本額は3632億円にとどまるため、減損の金額によっては債務超過に陥る可能性も否定できない説明内容だ。

意味が分からない。いや、分かるけど。分からないのは買収に伴ってなんで、数千億もの減損が発生するのか。そもそも、ウェスチングハウスも、東芝の子会社で、巨額の赤字を叩き出しているとは言え、そこがさらに、数千億もの買収が出きるはずもないし、その買ったものが、1年経たずに数千億の赤字を叩き出したとも思えない。(#12/28追記、思えなかったけど、実際にはコレが一番近いのか…)
つまり、買収が原因、なんてのは、子供でも分かるレベルの嘘…とまでは言わないけど、根本原因そこじゃないよね?分かってるよね、見苦しい。テストの点が悪かったのは当日、朝のご飯食べ過ぎたから、みたいな言い訳してもさ、根本的にはテスト勉強してなかった、とか、勉強する科目を間違えてたとか、そもそも頭が悪かった、とかそういうことだろうと。
逆に言えば、それを原因として引き合いに出さなければ、今までの粉飾が、さらに酷いことになるとゆーことなんでしょうけど…。


んで、株価見ると朝一に一度滝底に落ちて、まだ多少反発した方とゆー…。
とは言え朝から分かってた?ということなので、ソースを探してみた。行き当たったのがコレ。
昨夜1時半過ぎの記事。
http://ceron.jp/url/www3.nhk.or.jp/news/html/20161227/k10010820981000.html
再び引用させて頂く。

東芝のグループでは、去年、アメリカにある原子力事業の子会社、「ウェスチングハウス」が原子力関連の建設などを請け負うアメリカの会社「CB&Iストーン・アンド・ウェブスター」を買収しました。

関係者によりますと、この会社の収益状況をもとに資産価値の見直しを進めた結果、東芝は今年度(2016年度)のグループ全体の決算で巨額の損失を計上する見通しになったということです。損失は、数千億円規模に上る見通しで、精査の状況によっては5000億円規模に達するおそれもあり、詰めの作業を急いでいます。

東芝アメリカの原子力事業をめぐっては、昨年度(2015年度)の決算で、ウェスチングハウス本体の資産価値を見直した結果、およそ2600億円の損失を計上しており、原子力関連の事業で巨額の損失が相次ぐ異例の事態となっています。

かなり詳しい。さらに知りたかったことまで書かれていた。

「CB&Iストーン・アンド・ウェブスター」は、アメリカの建設会社で原子力関連の設備の整備などを手がけています。去年12月に東芝のグループ会社のウェスチングハウスがこの会社の株式をすべて取得して買収し、完全子会社にしました。

アメリカの証券取引委員会に提出された資料によりますと、買収額は2億2900万ドル、現在の為替レートで見ると、日本円でおよそ270億円となっています。これによって、東芝アメリカで原子力発電所を建設するプロジェクトを一元的に管理する体制を整えることができたとし、売り上げは、年間で少なくとも2000億円程度、増えると見込んでいました。

しかし、ツッコミどころ満載ですよね。270円で買ったものを使って、芸をしたら2000円のおひねりがもらえる計算だったけど、気付いたら5000円ほどお金足らんくなってた、とでも言うのか…。いや、まだ、足りないのが5000円かは分からないが…。ただ、16年9月時点でお財布に入っていたと言われてる3632円を越えてると債務超過になるし…。(身近さを出すために億を省略してお話しさせて頂いております)


(#12/28追記)
とまあ、思っておりましたが、どうも、昨夜の記者会見の内容などを鑑みるに、270億出して170億の価値しかないものを引き取って、100億は捨てたつもりが、数千億の借金が付いてきてたのにさっき気づいた、位の状況みたいですね…。
一緒に米国でのプロジェクト進めている都合で引き受けざるを得なかったのでは、とか、推測も語られていますが…。火中の栗を拾うような買収で、相手の価値を全く精査出来てないわけで、やっぱり、結局、アフォじゃないですか?と言う感想しか湧いてこないですね…。


あまり上手いたとえ話も思い付きませんが…分かりやすく話すとこんな感じですかね。
勉強もスポーツもできるT君は、クラスの人気者。そんなT君はある日、僕はプロゲーマーとして生きる!と言い出しました。クラスのみんなはそれに驚きます。もちろん、世界にはプロゲーマーとして、生計を立てているような人もいるとは聞いています。しかし、日本では、とても食べていける仕事には見えません。それに、T君ほど才能に恵まれているなら、他の安定したお仕事でも十分稼げるように見えるのに、なぜ、よりにもよって、プロゲーマーなのでしょう…。クラスのみんなは首を傾げていました。
そんな、みんなの思いと裏腹に、T君はプロゲーマーとして、活躍するべく、ゲームハードの購入に踏み切ります。T君が目を付けたのは、当時の最新ゲーム機であるウイ〜Uです。これを買って、毎年ゲーム大会で優勝していれば、すぐに元が取れるさ、と夢見るT君。しかし、現実はそう甘くは有りませんでした。
ゲーム大会の数は期待していたほど開催されず、旅費、宿泊費などの出費が思いの外高くつき、結果、T君のお小遣いは、どんどん目減りしていきます。
ついには、お小遣いのやりくりがままならなくなったT君は、親戚回りに泣きつきます。お年玉を前借りさせて下さい、と。それに、驚いた親戚一同。優等生と思っていたT君がおかしなことになっていたことに気付き、ようやくT君の素行や生活態度も監視することに。すると、T君の素行が思いの外悪いことがバレてしまったのでした。
クラスメイトに対して、無理な命令を強要して、自分の成果を水増ししたり、果てには通知簿の成績の改ざんまでしていた始末。驚いた担任のとーしょー先生も、T君を要注意として、監視することになりました。とはいえ、先生としてもクラスのエースとも言えるT君の退学は望むところではなく、なんとか停学で済み退学は免れます。
そんな、T君ですが、プロゲーマーの夢は諦められません。ウィ〜Uを片手に、今日も世界を相手に邁進していきます。
その後、少し成績も戻して安定してきたT君。しかし、年の瀬も迫ってきたある日、T君は再び言います…ヤバい、お小遣い足りないかも…と。
どうして、また急にお小遣いが足りなくなったの?と聞くと、T君は、もにょもにょと…その、VRが…、と言います。そう、最新のVRを導入したら、バンバン大会で儲けられるようになったはずなんだ、こんなはずじゃなかったんだよ…。
VRと言えば、ぴーえすVRでしょうか?確かに旬ですが、本体のぴーえす4ぷろと合わせて、お年玉を前借りして、お小遣いを管理されているT君が買えるような代物ではありません。
不思議に思い、T君を問いつめたところ、彼が差し出してきたのはぴーえすVRではなく、VRグラスだったのでした…。結局は新しいハードを買ったとかではなく、プロゲーマーとして生きること自体が、難しい夢だったのです。