変態仮面を見てみました

なんだか、小規模な映画としては想定を超える異例のヒットになっているみたいですね。最初の12館から上映される映画館が増えるとのことで。正直、決して万人受けする訳じゃない作品だと思いますが、より多くの方にこの馬鹿馬鹿しい変態ワールドが楽しまれることを期待します。


というわけで、昨日、仲間内で見てきましたので少し感想とか。
とりあえず…後ろの女子高生グループ、きゃあきゃあ、うるせぇ…。全体的に笑いの沸点が低すぎだろ…。これが若さか…。
なんて話はどうでも良いですかね。とりあえず、特にネタバレにならない程度の話で。
一番に感じたのは原作に対する深い理解とリスペクトでした。当然、映画という作品に仕上げるために、週間連載であった原作の漫画とは異なる部分もありますが、元の馬鹿馬鹿しいギャグマンガとしてのテイストは失われていないと感じました。ああ、確かにこれはあの変態仮面だ、と納得します。特に主演の鈴木亮平さんの肉体美と動きが素晴らしいです。原作で描かれていた各種ポーズがアクションシーンにもちりばめられ…というよりそれらでアクションシーンが組みたてられておりました。元が漫画という媒体であり、ある意味では誰も見たことがなかった連続した変態仮面の動きというものを初めて映像化されたわけですが、それが「おおなるほど、こういう動きだったのか」という納得感と共に受け入れられました。
もちろん、映画における表現としては、製作費に見合った程度のチープさが有るのは否めません。しかし、大まじめにギャグをやる、その情熱は本物だと感じました。
というわけで、原作好きでないと受け入れられないかと思って見に行きましたが、実のところそんなことは無いのだと気付かされました。原作が面白かったように、変態仮面の笑いは予備知識を必要とするようなモノじゃないのですから。必要なのはただ、リアリティなんてどうでもいいから、「これ、考えた奴バカだろ」と笑い飛ばせる心のゆとり。それが有る方なら誰でも楽しめる作品に仕上がっていると思います。背後の女子高生達のはしゃぎっぷりを聞きながらそう思いました。
そして、気付いたらいつのまにか変態仮面を心の中で応援している自分がいることに気付くのではないでしょうか。さあ、変態ワールドへようこそ。


最後に公式サイトに置いてあったメーカーをやってみた。
まずは変態仮面メーカー

たをるは【同級生のパンティ】を被ると変態仮面となり、父譲りの末恐ろしさと母譲りの凝り性を武器に悪者を懲らしめ、ピンチの際は仮面姿+肘当てを身に付ける事で究極の変態パワーを解放するのだ!!

どーでも良いですけど、うち中高大とほぼ男子校なんですけど…。

そして、変態仮面能力診断
中の人の場合

変態度最低ランクですよ。まあ、実際変態ではありませんしね。正義感の低さとご近所様の評判が悪いのは気になりますが…。
…というのは世を忍ぶ仮の姿!ここは真名である「たをる」でやってみた。

これは多分正しい。