実況環境揃えてみた

突然話が変わりますが、所謂ゲーム動画の実況環境を整えてみました。いや、あんまり投稿しようとかいうつもりは無いんですけどね。ゲーム動画を録画したいなぁ、という欲求は以前から有ったので、ちょっと器材を揃えてみました。目的はPSPPS3D端子経由で録画すること。
キャプチャーボードはMonsterX-i。古いボードでハードウェアエンコードでないのが難点ですが、最新のMonsterX3がHDMIのみになってしまった、MonsterX2も既にやや入手困難な中、今となっては型落ちのX-iが某所で売れ残っているのが気になっていたので。値段は据え置きなのが泣けますが…目的を考えれば必要十分です。スロットはPCI-Express x1なのも、うちのマシンでは余っていて良い感じでしたので。録画出来るのが1080iまでで1080のプログレッシブは対応していないのですが…そんな品質で録画して何がしたいんだ?という話もあり…。
ちなみに、現在良く出回っているD端子録画用の他の選択肢としてはGV-D4VRがあります。ただ、こちらはハードウェアエンコードな分値段が高いんですよねぇ。あとスロットはPCI


で、キャプチャーボードに直接映像を入れても良いのですが、遅延が気になることを考えてSONYのSB-RX300Dを購入。AVセレクターという名の何かですが、どちらかというと信号増幅機能有りのセパレータという…。流石に定評があるだけ有って低遅延みたいです。
そもそもセパレータが必要な理由ですが、遅延が大きくなると画面がラグってゲームプレー自体が困難になるためなんです。実は以前から、アナログキャプチャーボードでの録画は試みていたのですが、アクションゲームに関して言えば殆どどうにもならない状態でした…。つまり、操作してから画面に現れるまで1〜2テンポ遅いんですよ。実際にはコントローラーからの信号はちゃんと処理されていますし、ゲームそのものがラグっているわけじゃないんですが、半秒先の未来を予測しながらゲームをプレーするというのにも限度があり…。自分の入力が正しく反映されたかされてないのかが判明するのも半秒先となると何を信用していいのやら…。かつて使っていたGV-MVP/RX3は、録画している際にはスルーモードが効かないというか…一度エンコードした後の映像を画面に出させているのではないか、という程遅延が効いていて使い物にならなかったのです。
これを解決するためには、信号をキャプチャボードとディスプレイの両方に出せば良いじゃないか、ということになるのです。そうすれば、キャプチャーボードでは遅延が発生していても、ゲームをプレーするのはテレビなどの別のディスプレイであり、そちらは遅延を気にせずにプレーできわけですから。で、そのときにすぐに思いつくのは、ゲーム機側が1本の口で出口が2股になっているケーブルが無いのか?ということ。これは、結論から言えばあります。ただ、それに類する事ができる器材はあるのですが…そもそもゲーム機が出す信号が1つの出口向けを前提としているため、2つの出口に出すと信号の強度が小さくなるという問題が避けられないんですね。そのため、今回購入したセレクタにあるような、信号を増幅する機能が欲しくなるわけなんです。とはいえ、この信号の増幅も、信号を受け取ってから増幅して送り出す以上、どうしても有る程度は遅延が発生します。なので、作りによっては、これ自体が遅延源となってしまう可能性があり、余り下手な器材を買うのは得策ではないなぁ、ということで実績有る定番商品に走ったわけです。
ところで、実はMonsterX-i自体は、録画していても結構遅延が小さいんですよね…。少なくともPSPから信号出して録画しつつモンハンがプレーできる程度には。一応、少し遅いのはわかりますが、それくらいというレベルで。その辺の遅延の小ささがMonsterシリーズの人気の理由なのですかねぇ?同シリーズの他のボードを触ってませんので保証はしませんが…。なので、買っておいてなんですが、AVセレクタはあまり必要なかったのかも知れません。一応、便利なのは、入力を複数系統あらかじめ接続しておいけるため、PSP用のD端子ケーブルとPS3からのD端子ケーブルを差し替えるような手間がなく、付属のリモコンで切り替えが可能という点ですかね。


で、接続に関しては録画用の信号はPCのMonsterX-iに送るわけですが、プレーするための画面も表示する必要があるわけで。うちではD端子がある三菱電機製のVISEO MDT243WGIIを使用してます。まあ、このディスプレイの購入自体が、PS3の購入に合わせたものですし、その頃から今の環境構築は考えていましたので計画通りと言えば計画通りですね。
なお、MDT243WGIIの最大解像度は1920×1200で8:5の縦横比になっています。所謂フルHDを写すだけなら16:9の安いものにしておけば良いのですが…横長のディスプレイが嫌いなので…。理想を言えば4:3なんですけど(ですので1920×1440とか)、16:10というか8:5でさえ、中々無くて値段も高い昨今では仕方ないかなぁ、と。一応、メインディスプレイが1600×1200なので、縦がそれより短い1080はあり得ない選択でしたので。また、単にディスプレイとしてだけではなく、テレビ画面などを表示することを前提に、色々とモードとか補完機能とかが搭載されているのが素敵。その分、ディスプレイとしてはかなり割高になっていますが、チューナーと組み合わせて、テレビの代用と考えれば許容範囲ということで購入に踏み切りました。
今回、AVセレクタから来る入力信号は当然D端子なのですが、一方で、普段はDVI-D経由で、PCのサブディスプレイ、地デジ再生用として使用しています。そのため、録画する際にはは入力を切り替えて使用することに。一応こちらも、ディスプレイ付属のリモコンで1ボタンで切り替えられるようになっていますので、中々快適です。


後は、ケーブル類。PSPPS3用のD端子ケーブルは、家電量販店のゲームコーナーにでも行けば普通に売っていますし特に問題なく。一つ引っかかったのは、AVセレクタからキャプチャボード及びディスプレイの間のD端子ケーブルが無かったこと…。そのため、後からD端子ケーブルを購入することになり稼働が1日遅れました…。ゲーム音声の再生はディスプレイ自体にさせるため、ケーブルはオーディオ1体型のものを合計2本、購入しました。


とまあ、そこまで揃えて、さて何をしようというのが現状…。