魔法少女プリティ☆ベル2巻買ってきた

相変わらず面白いですね。前巻の最後から主人公の高田厚志さんがダウンしており、その勇姿があまり描かれなかったのが少し寂しいですが、その容姿に似合わぬキレ者っぷりと作中随一の良識派っぷり(ただし、少々黒い部分もあって仏というわけでもなく)は健在で素敵ですね。
一方で覚醒したもう一人のプリティ☆ベルはというと…強烈なパワーのインフレにして、バランスブレーカー、子供らしい短慮さに、少々無気力系が入っていて、主人公と対照的。ある意味では大人と子供の正常な対比(メンタル的な意味で)であり、一方で、野獣と少女の逆説的な対比(強さ的な意味で)でもある、その関係性が面白いと感じました。
あとは…ちょっと心配なのは、設定と登場人物ばかりがガンガン増えていく様子…かな?多分、作者さんは設定を構築する能力に長けていて、魅力的な登場人物を沢山思いつくんだと思うんです。それはそれで良いのですが、なんというか、キャラが多くて話が急展開かつ、一気に消化するためにすぐに総力戦に持っていくようなところがあるようで、それぞれのキャラに関する描写が薄い気がするのですよ(いえ、別にどこぞの少年漫画みたいに特定の戦いを延々々々々々々々続けるべきだとか言っているわけではないのですが)。で、結果、色んな設定を詰め込んだけど、そういった設定をストーリー上で回収しきれなくなって、ガラガラポンで全部処理しちゃう…みたいな感じになっちゃうんじゃないかというのが、ちょっと心配かなぁ、と。
まあ、とりあえず、今後も期待してます。