Bunny Black:キングクリムゾン発動

久しぶりのエロゲですよ。真面目にプレーしてますよ。
とりあえず、かなり楽しいです。どれくらいかというと…同社のゲームで言えば、レベルジャスティス以上、ウィザーズクライマー以下*1!おかげで引っ越し先探す時間が消し飛びました!……いやいやいや、そこはちゃんとしないとダメだろう自分、とは思うのですが…。
プレー進度については、現在1周目で迷宮長補佐、レベルが50台後半といったところ*2。とりあえず、オーソドックスに(なるのかは分かりませんが)剣で戦ってます。


で、一応、私の理解の範囲で、大まかな紹介。設定などは、ネタバレも含んで来るでしょうからすっ飛ばします。主にシステム面やバランスに関する話になりますかね。
システム的には3DダンジョンRPGのようなそうでないような何か。ウィザーズクライマーをやっていた時、この成長システムで、実際に自分で操作して進むダンジョン探索RPGやってみたいぜ、と思っていたら実現したという感じに近いです。また、自分以外にオートで戦うユニットを編成してパーティーを組む様子は、巣作りドラゴンやダンシングクレイジーズに近いですかね。えっ、全く例えが分からない?分からないなら、それぞれ一度やってみたら良いんじゃないかな?…さすがに、自分の同類以外は置き去りってのはどうなのよ?とか思わなくもないですが、まあ、分かる人には手っ取り早く説明しようと…。
さて、それはおいておいて、基本的には3Dダンジョンを歩いて、RPGのような戦闘が行われるわけですが、一般的なRPGというには探索の自由度は低いのですよ。というのは、一部の例外を除いてダンジョンに立ち入るのは仕事の依頼を受けてなのですよ。さらに、仕事の依頼を受けてダンジョンに赴く際には、該当の階に直接移動し、その階で仕事が完結するのです。ですので、どちらかというと、トライ以外のモンハン的なクエスト受注型な感じですかね。ダンジョン内で階段などを探して探索範囲を広げていく、という楽しみは例外的なダンジョンを除いて、殆どありません。
ダンジョンそのものは複数存在し、それぞれに階が存在します。マップは同じダンジョンの同じ階層なら同じ構造の固定型。んで、それぞれで若干性質が違う、と。オートマップのデータは共通で、一度行ったことがある階層は以前の地図を引き継いでいます。基本的に新しい階層では地図作成の依頼が先に出て来ますので、それで、地図を作ってから同じ階層の他のミッションに挑むとか、できます。…が、そこまでするほどでもないような…とか油断していると時々泣かされたりする(面倒くさくて、無駄に戦力を削られて)、くらいですかねぇ。あと、時々重要イベントで、遥か先の階層が指定されるのですが、それをクリアしてから、忘れた頃にその階層の地図の作成依頼が来て到着した瞬間に条件コンプリートとかも起きます。
戦闘に関しては、主人公だけが操作可能で、残りの仲間はオートで行動。3×3の9マスからなる前中後の3列からなるフォーメーションで、バックアタックやサイドアタックを受けると当たった方向での戦闘になるという。初代ロマサガとかそういう感じですかね(もっといい例えが有る気もしますが思いつかないです…)。コマンドに関しては攻撃回数が無制限の通常攻撃っぽいものと、使用回数に制限があるスキルなどが存在しています(厳密には通常攻撃っぽいのもスキルですが)。魔法とかもMP消費でなく、完全使用回数型です。それらの数字を他のスキルと共用することもありません。これらの回復は自宅で寝るしか無い模様です。さらに言うと、使用回数に制限があるスキルしか持っていないユニットも結構多めです(主人公も射撃武器だと回数制限がありますし)。一方で、仲間のスキル使用に関する調節が、全員一括で使用不可の号令くらいしか存在せず、制限は殆ど不可能になっています(それも戦闘中の自分の行動時のみ切り替え可能な模様で、自分より先に行動する者には意味がなかったり…休憩中で変更できないってどうなのよ?)。まあ、それでも、レベルさえ上がればそこそこ続けて戦えるようになり、あまり不自由しない程度に調整されている模様ですが。
主人公の成長に関してはポイント割り振り型で、スキルを強化していく方式。それぞれのスキルがレベルに応じて強化されていきます。また、特定のスキルを一定レベル修得することでスキルが派生する他、主人公のレベルそのものがスキルの修得条件になっている模様です。スキルの種類としては攻撃関連のスキル以外に、回復魔法、補助魔法、パッシブスキルなどが存在しています。これらのスキルの選択と、装備の組み合わせによって、剣による近接戦闘の専門家から、大火力でなぎ払う魔道士まで、多用な成長が可能となっているわけです。特に、今回はウィザーズクライマーと違って、パーティーを構成する分、一人で万能で無くても良いですので、そう言った意味でも自由度は高くなっている気がします。
なお、仲間に関しても表面的には見分けが付きづらいですが、レベルアップ時にスキルが強化されることで、攻撃力などが強化されている模様です。特に、本作ではレベルアップした際の、攻撃力の強化はスキルのレベルアップで、生存能力の強化は生命力(すなわちHP)の上昇が中心で、パラメータの成長はかなり限定的となっています*3


さてさて、実際のゲームとしての良い点はと言うと、コツコツ仕事をこなして評価を高め、強くなっていく過程が楽しいことだと思います。さらに、パーティーの編成を工夫したり、アイテム集めたり。
とまあ、そんな感じで良いゲームだとは思うのですが…一方で難点も。何かというと、同社のゲームにしては、ひょっとするとややボリュームが少ないんじゃないかという心配と、システム周りの作り込みがちょっと甘い印象があるということ。
例えば、ユニット編成時のユニットの並び替えが出来ないため、雇用した順番で並ぶのみになっているとか。上にソート用のボタンにしようとした形跡が伺えるような気はしますし、従来の同社の作品ですと、レベルや種族での並び替えくらいは出切る作品が多かった印象を有していますし。
ゲーム内で言うと、自由に出入りできる某ダンジョン、話している内容からすると、弱いユニットを育て易いような場のように聞こえていたのに、実際には殆ど後半クラスの敵しか出てこない…。当初はペルソナの御影遺跡や悪魔の山みたいなのを作ろうとしたのに、気付いたら単なる寄り道ダンジョンになっていたでござる、ってことなのかなぁ?
とまあ、そんな感じで、ちと手抜き感がありますね。まあ、それでも、十分に楽しめています。
さて、次回の更新の時まで、まだ旬が続いていましたら、少しゲーム内で気付いたこととか落としておくとしますかね。以上。

*1:筆者の脳内ランキングですので細かいツッコミはご容赦下さい…ウィザーズクライマーをウィザーズハーモニーとしばらく間違えていたのは…

*2:そしてこれを書き終わる頃にはレベル74になっていたりする罠

*3:レベル5の倍数毎にしか伸びていない模様。さらに伸びるパラメータもユニットによって異なり、全てが伸びるのは主人公くらい?そのため初期パラメータの差による違いは、非常に大きいと言える。ベト戦隊とかはかなりきつそうですね。