福田首相辞任ですか

EZニュースフラッシュで知りましたが。最初に浮かんだのは、なんでまた、この時期にという思いですね。自分のやりたいように増税推進内閣を組んでおいて、結局、諦めるわけですか…。これで、在職日数も1年に満たず、安倍晋三前首相(もう元か?)より短くて終わったことになるわけですね。せめてそれは超えたいというプライドがあるのではないかという記事も目にしたことがありましたが、そうも言ってられなかったということでしょうか。

実際問題として、9月12日からの予定だった臨時国会は、建前上は自民党内の前倒しと公明党の後ろ倒しの間を取ったとしながらも、実質的には民主党の総裁選に重なるため、審議開始が遅れるのは明らか、事実上は公明党の要求に完全に屈した形だという話もありました。その上で考えると、国会審議に入る前では時期的に最後のチャンスだったのかとも思えるわけで…。

ならば、もっと早いチャンスは有っただろうと思う部分も有るのですが…それは、どこかで支持率が回復するのではないかという甘い期待があったのでしょうかね。

とはいえ、自民党も、現状で選挙戦を戦える首相候補と思われるのは麻生幹事長とかくらいでしょうし、それでも厳しいのではないかという風に思う部分もありますし…。まあ、マスゴミの煽り方と、世論の動き次第でしょうかね。今のところは、中身は無くて良いから、とにかく自民党を一度政権から引きずり下ろせというだけみたいですが…。そうなった場合、官僚の抵抗で国の機能が麻痺する可能性も有るわけで…そういったときにどれ位、官僚体制批判に移るか…そうならずに、新政権の政権運営能力の無さみたいな追求になると意味はないだろうなぁ、と。まあ?悪く言えば、元々自民党だって(自前のスタッフだけではスピーチ一つ、答弁一つ出来ないのだから)単に官僚との癒着と依存によって成り立っていただけだろうと思う訳ですが。官僚は全て悪、みたいな過剰な論調になってる現状も行きすぎだとは思いますが、個人的には一度手は入れるべきだと思っています。そうなった場合、一時的には混乱が起きるでしょうし株価もさらに下がりそうですが…。その痛みも含めて、国のリストラをしないとどうにもならんと思うのですよ。

と、話が逸れていますね。今後の展開ですが…永田町劇場は一寸先は闇、何が起きるかなんて分かったものじゃない。しかも、それを決めるのが空気読めてない先生方で、一般人には伏線に見えているものをあっさり無視しまくったりするだけに、予想することに意味なんて無いと思いますが。超低支持率を続けてきた自民党としては、ここで支持率が上昇(あえて回復とは言わない)したときにどう捉えるかが気になりますね。好機とばかりに勘違いして解散総選挙なのか、この政権であと10年戦えると勘違いするのか。まあ、流石に無いと思いたいですが。これから上昇する支持率は、ひとえに福田首相のはっきりしない人柄に対する不満が、もう少しそれらしい人に変わることで上昇する不人気の解消(と新首相の若干の人気もあるかも)が原因でしょうから。選挙戦はやや戦いやすくなるかも知れませんが、現状の閉塞感と自民党政権に対する嫌気とでも言う、一般の雰囲気が払拭される訳ではないと思うのですよ。それを踏まえた上で、どう展開するのか…まあ、そんなに気になりはしないですけど…。