剣の街の異邦人 黒の宮殿(PS Vita):プレー中

チームムラマサ製のダンジョンRPGである剣の街の異邦人がPS Vitaに移植されましたので、プレー開始。現在、1周目、レベル14前後と序盤ですが楽しんでます。


システム的には同じチームムラマサあるいはエクスペリエンスの円卓の生徒との関連性が深い世界観、あるいはシステムの作品になってますね。雰囲気的にはライト向けだった、デモンゲイズよりは硬派寄り。現代、サイコホラー風だったジェネレーションエクスシリーズ及びそのリメイクであったオペレーションアビスやクロスブラッドあたりと違って、ファンタジー世界風ですね。システム的には、いずれも相当に共通する部分がありつつ、一方で違う部分も多々有るわけですが、そう言う意味でも円卓の生徒に一番近いかな、と感じますね。
難易度的には、円卓の生徒のマスターモード1周目より、少し難しい…という話でしたが、今のところそんなに差はないかな、と思います。特別本作が難しいと言うことはないですし、シリーズの基本的なルールに慣れていれば、どうということは無いかと。敵の強さ、経験値とレベル、あるいは攻撃力と装備といったバランスは、相当良くできていると感じます。


翻ってみて、御新規さんが初めてプレーするには、少々、面倒くさい仕様があって、オススメしづらい側面が有ります。というのも、本作はある種のデスペナが重く設定されているからです。本作では、死亡した後の復活及び生命点回復に要する時間(というか、復帰までにかかる戦闘回数)が長いため、慣れていないプレーヤーさんが序盤のぼろぼろ死者を出すと、立ちゆかなくなる可能性が高いと思います。もちろん、慎重に、死なないように立ち回るのは基本ですし、それでゲームとして即座に詰む訳ではないのですが、遅々として攻略が進まない、という可能性は有るかも知れません。
そう言った意味で、基本的なルールを丁寧に丁寧に学ばせてくれるという意味では…先にやるなら円卓の生徒の方がオススメかも。とはいえ、PSP版、本体含めてもう中々手に入らないかな?


んで、本作の話。クラスシステムは、複数職業のかけ合わせ系が多かった従来以上に、カスタマイズ性が高くなっていますね。転職しつつ前の職で覚えたスキルをスキルスロットに搭載することで、スキルを色々と組み合わせることができるのがポイント。スキルスロットは、前の職でレベル13にになると1つ拡張され、初期は2から最終的に16まで拡張される模様。ただ、1周の間の転職回数は5回までと決まっているので、1周目では最初の職業と合わせて、初期の2+最初の職業の1+転職5回の8スロットまでしか拡張できないみたいですが。つまり、そこも含めて周回前提となっているみたいですね。
で、スキルスロットを考えると…レベル13まで育ててから、転職するのが基本みたいですが、プレーを楽にするためには、初っ端から一度転職させた方がいい気もしますね。費用が多少かかるのが難点ですが、レベル1で転職してしまえばレベル減少のデメリットは無いですし。とりあえず、ナイトやニンジャの防御修練、回避修練が付いていると、地味に助かるケースが多そうですので。ニンジャ→ナイトとか、ニンジャ→(ナイト→)サムライとか、ナイト→ダンサーとか。もちろん、もう少し後のスキルが有った方が…ってケースも多いですが、一方で戦力が削られることを考えると、同時に転職できるのは1〜2人くらいまで、それ以外は居住区での放置自己鍛錬に任せる、みたいな感じになりがちなので、案外転職できずに終わる可能性が高そうですし。まあ、複数のクラスを経験することでできることの幅が広がるのは間違いないので、クラスを極めてからなどと考えずに転職繰り返した方が、多分プレー自体も楽だと思われますね。
まあ、そう言いながら、実際にうちで転職してるのは13になった主人公なんですけど…。