禁書目録、現在17巻

地味に読み進めていましたが、いい加減一言言いたい。


作者、慣性の法則って知ってる?


7000km/hオーバーの旅客機と言っても加速し続けていなければ、Gがかかりっぱなしだったり、機内で機内食が後方に吹っ飛んでいくようなことはないんだが…。ロケットの発射時に宇宙飛行士に対して凄まじいGがかかるのは、なんちゃら宇宙速度っちゅーのがとんでもない速度で、それを超えるためにそれなり時間、加速を続ける必要があるから+おまけで地球の重力分が上乗せ、であって、早いから、じゃないし…。
そりゃ7000km/hなんておかしな速度で飛翔する以上、外界との摩擦によるエネルギーの損失を補うために旅客機自体は加速しようという力を発生し続けなければならないわけだが…速度に釣り合いが取れていれば機内に影響は無いぜ…当たり前の話だが。加速して無くてもGがかかり続けるなら(そもそもこの仮定自体が、定義がおかしくて想像することさえ困難なわけだが)電車とかも走っている間中、後方に吹っ飛ばされないように捕まっていないといけないということになっちまうぜ?*1
ちなみに、加速し続けてるんじゃねぇの?という考え方もあるが、ヨーロッパまで地球の全周の約3分の1として、13000km程度で、作中で2時間程度で突っ切るとしているから、殆どの時間は7000km/hで巡航しているとしないと到達できない距離だし。
まあ、初期の加速がとんでもないとかはあるし、そういうのは面白そうとは思う。そして、こういうツッコミは無粋だとも思う。それでも、あまりにも基本的な物理法則をねじ曲げるほどの理不尽はどうかと思う。


ん?ひょっとして…吹きさらしなのか?!この旅客機。つまり内部にも空気抵抗がモロに…!そいつはすげぇぜ!

*1:ちなみに、空飛ぶ飛行機の外に捕まっていたら吹き飛ばされそうになってしがみついていないといけない、と言う描写は加速中でなければ慣性の影響は無く単なる空気抵抗、すなわち摩擦力等が原因