迷い猫オーバーランにプチはまり中

ゲーヲタを自称している私ですが、単なるゲーム好きからヲタに身を落としたのはラノベに手を出し始めてからだと思います。私の場合、元来テレビをあまり見ない方なので、必然的にアニメも殆ど見ません。ただ、アニメ化される作品の多くは原作に漫画やラノベが存在しているケースも多く、むしろそちらで押さえる、というケースが多かったのです。
しかしながら、ここ5年ほどの間は、時間の無さや私自身の嗜好の変化、そして市場に多く出回るラノベのジャンルの変化に伴い、殆ど読んでいませんでした。一方で、個人的には、ゲーヲタであっても、最低限押さえておくべき基礎教養に近い作品はなるべく押さえておくモノだ、という考えを有しており、このところは新しいモノに殆ど目を通せておらず、〜は知らない、〜も知らないというのは、ヲタを自称する上では恥ずかしいとも感じておりました。
そういういきさつもあり、先日の入院を機に、ここ数年で人気をした定番系のラノベを何シリーズか、まとめ買いして持ち込んだのでした。ところが、これが、イマイチ、肌に合わず…。退院後ももう少し面白そうなモノが無いかと少々探していた折りに迷い猫オーバーランに遭遇しました。


購入のきっかけは単純で、漫画化・アニメ化を控えて平積みされているのを見て興味を持ったところ、お店に1巻が1冊しかなく、2巻が売り切れていたから、というもの。ラス1とか言われると無性に買ってしまいたくなるじゃないですか?2巻が無いのは、1巻だけ挑戦してみる言い訳になるし、さらに読み続けたいならそれから探せば良いわけですし。ただ、表紙絵的に見ても、あんまり好みでは無さそうだったんですが…入院時に持っていったラインナップも割とベタだったので、割り切って挑戦。ところが、これが、結構面白かったのです。
正直、ベタベタの甘々なラブコメというのは、本来守備範囲外なんですが、キャラクターが立っていて色々ミステリーな部分も合ったりで、1巻を読み終わった次の日には2〜5巻を買いに走っていました。
そして、集英社というのは偉大だなぁ、と痛感させられました。とにかく、週間少年ジャンプにまつわる各種ネタ*1を大手を振って使えるというのは凄いことだなぁと。ラノベポルナレフとか民明書房とか見るとは思わなかった…。この辺の、週刊少年ジャンプを中心としたネタ(2ch風味)というのが、私自身にとっても馴染みの属性であり、その属性の一致がはまり込む一因となったことは間違い有りません。
あと、シリーズ連載開始当初のことは全然知りませんが、元々漫画化やアニメ化は視野にあったのでしょうかね。1巻の発行年月日を見てそのハイペースっぷりには驚きましたが、メディアミックスを念頭に風化させずに有る程度話を進める必要があったとすると、なんとなく納得のいく部分も。あと、先日、ジャンプSQに掲載されていた漫画の方もToLoveるの人だし、割とやる気と判断していいのでしょうかね?しかし、月刊誌とはいえ1話で1巻分ダイジェストしちゃいましたですよ。この先もそのペースだと、1年持たないような気もするんですが…。


さて進捗ですが、読み始めて現在5巻まで読破完了なのですよ。もちろん、6巻と7巻も購入済み。この3連休のうちに残り2巻読み終わるかねぇ。
どうでもいい話ですが、5巻の後書きのアレは…巧6歳のクリスマスのお話に関してですな。4巻で、アレ?これは乙女姉さんが勝手に脳内美化?とか思っていたのですが、5巻でとっても苦しい感じで補足されておりますね*2

*1:一部はむしろ2chネタとして熟成されたものではあるのだが

*2:それでも、あのときああしていれば…という巧の回想がウソになってるのですが…