Interop Tokyo 2009

昨日は、会社都合の休みという奴で、午後から時間が空きましたので行っておきたかったInteropに行ってきました。ですので、今回は個人的な趣味(自腹だし)ということで、多少内容を報告してみようかと。

見に行ったのは最終日の割と遅くで、あまり時間もなく、見て回ったのも展示のみとなりました。不況の影響でかなり出展企業が少なく、出展内容もやや寂しい感じを受けました。LasVegasでのInteropと時期が近かったからというのもあるのかも知れませんが、Ciscoさえも展示がないとか…。


そんな中、今年の一番の見所は100Gイーサネットかと。展示はJuniperの100Gモジュール、NTTコミュニケーションズの次世代インフラ、あとはIxiaの100Gテスト用モジュールの3つがありました。IEEE802.3baに基づく10G×10本による100G伝送方式という奴で、そろそろ規格も確定しつつあると聞いています。製品化時期についてJuniperブースで聞いたところ、各社開発中だが出回るのは来年前半位になるのでは、というお話。

ちなみに、当たり前ですが、100Gとかの製品化というのはキャリア向けですので、たまに聞くのですが、世の中10Gもろくに普及していないのに100Gとか要らないだろう、というのはお門違い。うちの家には100Vで動く機器しか無いのだから、高圧電線の流れる鉄塔なんて要らない、と言っているのと同レベルです。


後は、UQ WiMAXが元気そうでしたが…単に袋を配っていたから目に付きやすかっただけかも。ようやく、普及価格の製品が展開されてきたこと自体は素晴らしいですが…各社の搭載ノートPCが並んでいたくらいで、展示自体にはあまり見るモノは無かったのかなぁ、と思います。
あとあと、割と見る光景ですが、終わり間際にはここのコンパニオンさんに並んで貰って、それを撮影しているバカが居ました。その場限りで雇われているだけのコンパニオンさんの写真とか撮ってどうするよ?と思うのですが…。むしろ、展示会自体の品格が下がる気がするので死ねばいいのに来ないで欲しいですね。


それ以外では、省エネ関連がもっと出回るかと思っていましたが、案外そういうこともなく。Panasonicの以前から言っていた消費電力の見える化と、あとは、AlaxalAのルータ省電力化くらいですかねぇ。前者は、所謂家庭向けの製品で、消費電力をリアルタイムで可視化することでこまめな節電を行う意識を持って貰おうという製品。後者は通信キャリア向けの製品で、流れるデータ量に合わせて性能を上下させることで省電力化するというものですね。

国内メーカーの個別のソリューションとして見られたのは、企業向けセキュリティ、クラウド、仮想化、SaaSなどが相変わらずのBuzz wordって感じでした。後は、医療関係も増えたなぁ、という印象ですかねぇ。話を直接聞いても、価格以外に訴求点が見られず、後はせいぜい設定が簡単とかスケーラビリティに優れるとか。まあ、そう簡単に画期的なアイデアで溢れかえるようなら苦労はしないわけですが。