光ネクスト

回線ですが、今回引いたのはNTT東日本フレッツ光ネクストです。まあ、一応自分もある種関係者なので(遠いけど)宣伝しておくと、NGN(Next Generation Network)と呼ばれる奴です。日本語で言えば次世代ネットワーク、そのまんまですね*1
このNGN(以前こちらでも書いたことがあったかも知れませんが)一体これで、どのようなことが出来るようになるのかが明確ではありませんでした。とはいえ、実際に次世代ネットワーク網は作らなくてはならず、それによって旧来の固定電話網を置き換えるような何かを目指さなくてはならない、という考えが根底にありまして、結局成されたのは、QoSによる帯域保証を用いて、音声や映像配信といったサービスの帯域を守り品質を確保するサービスを提供するということだったわけです。実際のところ、今回導入しました光ネクストは従来のBフレッツの100Mのファミリー系プランと料金も、末端の回線速度も同一になっているのです。しかし、実際には用いている網は別物で、その上では光電話などのトラフィックを識別して有線制御が成されて……いるんじゃないかな?(自信も実感もないですが)
とはいえ、実際のところどうなんでしょうね?申し込み時点でも、Bフレッツの方と今回の光ネクストのどちらにされますか?とかなり控えめな勧誘でしたし…。ちなみに、試しに何が違うんですか?と聞いたら、回線速度は変わりませんが、通話の音が途切れたり、映像が乱れたりし辛くなります、という説明でした。まあ、オペレータのお姉さんが本当に分かってるかどうかは知りませんが、まあ、間違ってはいない…ただ、一般人が聞いたらなんだよその胡散臭いのと感じるんじゃないかな、とちょっと心配してみたり。いや、まあ、沢山売れないとうちもちょっと困るので…。いいもの(少なくとも旧来のフレッツ網よりはいいもの)だと思いますし、わざわざ構築したからには利用されないともったいないですし。
実際の使用感ですが…これがかなり快適です。現状は少なくとも。というのも、多分、競合する加入者が少ないからだと思われ、関東圏ですと上下共に70Mbps程度のスループットが出る模様…。秒間9MByte程度の通信ですからかなり高速な印象ですね。提供側サーバと途中の回線、プロバイダ網など全てが十分に高速であることが前提ではありますが、1.8GByte程度のファイルでが最短で200秒程度で送受信できるわけで。
それを何に使うのか?と言われると…P2Pネトゲ?くらいしか思いつきませんが…。私自身にとっては「高速な回線がそこにあることに意義がある」ということだと思います。ベンチマークで、ほらこんな素晴らしい数字が出た、とニヤニヤするみたいな…(マシンスペックに関しても似たようなところがあります)。

*1:それを固有名詞にして、しかももう実現されたものだから、この次の次世代ネットワークはなんと呼ぶんだよ…という感じで似たような名前の別物なんかもあったりするのは余談です