シグマハーモニクス

昨日の日記の通り、シグマハーモニクスとシークレットゲームの両方が届いていました。とりあえず、まずはシグマから軽くプレー。

…のつもりが気付いたら6時間以上経過ですよ…。結構、時間がかかりますね。

ちなみに、第二楽章の最後なのですが、超推理で詰まってます。

どういうモノかを軽く紹介するなら、基本は推理アドベンチャーみたいな何かにRPGの戦闘を混ぜたようなもの、ですかねぇ。

このゲームにおいて戦闘は本来どちらかというとオマケのようなのですが、それでもそれなりにこだわりが見られます。SQUAREお得意のATBで、戦闘に参加するのは札使いのヒロイン1人のみ。主人公は音使いの力でヒロインに指示を与える役なのです。そして、札を選んで攻撃、回復などを行うのですが、これが中々面白いのです。札は複数の種類が存在し、ゲームを進めることによっても種類が増えていくのですが、これらの札はそれぞれ戦闘中の特定の行動に対応します。で、そのうちの1枚は神降ろしの種類を選ぶために、もう1枚は神楽と呼ばれる戦闘中の曲の選択のために使われます。つまりどういうことかと言いますと、例えば正面攻撃、右攻撃、左攻撃、回復と4枚の札を持っていたとしたら、このうち1枚を神降ろしに、1枚を曲に設定しますので、実際に戦闘中に選べるコマンドは選ばなかった残りの2種類になるのです。正面攻撃と回復をそれぞれ神降ろしと曲とに割り当てたとしますと、戦闘で取れる行動は右攻撃と左攻撃のみになるわけです。まあ、実際には最初から持っている札の種類はもう少し多いですし、後からも追加されることで行動の幅が広がっていく模様ですが、特定のコマンドを犠牲にすることになるというのが前提なのです。

神降ろしはジョブチェンジみたいなモノですかね?種類に応じて得意とする攻撃方法が変わりまして、コマンドの威力が変わる他、各コマンドが3つある列のいずれに所属するかが変化します。一方、曲は各列のゲージの溜まり易さ、つまりその行動が可能になる早さが異なります。この、行動によってゲージが3種類に分かれており、その溜まる早さも違うというのが中々考えられていて面白いのです。つまり、異なる列の行動ならゲージが溜まっていれば連続して取ることが出来る一方で、同一の列の行動を取りたい場合はゲージが溜まるまで待つ必要が出てくるのです。ゲージの貯まり方は大抵の曲で左ほど多く右ほど少ない傾向にありますが、もちろん例外も。曲は、当然ゲージの溜まりが速いモノほど有利となりますが、一方でその札が担当するコマンドは使えなくなりますし、神降ろしにも使えなくなりますので注意が必要になります。まあ、簡単に言うと、序盤に持っている札では回復を担当する札が曲として破格の性能なのです。しかし、私の場合、第二楽章に入ったときにそれを曲にしていたらサクッとやられましたですよ…。やはり、回復は偉大なのです。

ちなみに、神降ろしと曲でそれぞれ装備している札は、戦闘中にも交換が可能で、それぞれに新しく割り当てたい札が所属するゲージが溜まれば、その札と交換できるようになっています。この複数のゲージを使い分けるシステムと、アレサを彷彿とさせる全方位バトルのために、戦闘に直接参加するのはヒロイン1人ながら、中々楽しいと感じさせてくれます。あくまでオマケだと思っていますが…。

本業(?)の謎解きの方は、ヒント集めと謎解きに分かれます。まあ、ヒント集めは設定こそ凝っていますが、作業的には普通の推理アドベンチャーの域をそう逸脱するモノでもないですので割愛。集めたヒントを用いた謎解きである超推理が楽しいのです。超推理では、事件の闇を解明するために刻音(こくいん)と呼ばれる形で保存したヒントを配置していくのです。ときにはyes/noの2択であったり、犯人は?というのを登場人物から選んだりすることもありますが。これを何度もやり直しながら納得がいく答えを導き出すのです。個人的には、この超推理が超楽しいのですが、きちんと正解を導き出すのは結構骨が折れます。

で、この超推理にてどれだけ正解を導き出せたかが、その章のボスの強さに大きく影響するのです。まあ、この推理を無視して力押しで倒すことも割と楽に可能ですが。ああ、あと、この超推理、謎な推理も簡単に導出できますが、かなり笑えます。特にヒロインの反応が。あと、その謎推理のためにシーンを解説する絵が用意されている場合まであるのですよ。被害者が、頑張って匍匐前進して、誰にも見つからないように殺害現場まで移動して自殺した、の図はやや不謹慎とは思いますが、かなり笑えました。

というわけで、個人的にはかなり楽しんでおります。先ほども書きましたが、推理の難易度はそこそこ高めで、自分で考察を構築していくような感覚が味わえるのが楽しいと感じました。

世界観に関しましては、割とファンタジー風味なのですが、一方で、事件ではあんまりそういう超常能力が出てこないのが(いや、それを連発されると色々と推理する上での常識という前提が狂うからでしょうが)やや違和感を覚えたり。お前らあっさり殺られ過ぎだろJK、とか。

ところで、シグマの持ってるタクトの根本が黒電話のダイヤル部分になってるのは何故なんだろう…。