森と湖の国から

行き先は明記していなかったつもりですが、ネタとして割と面白いものが色々と見られたので、明記する方向で。出張先のフィンランドからです。

まあ、あんまり細かく書くと色々特定される原因になりかねないので程ほどにしたいところですが、行き先はヘルシンキではなくトゥルクという都市です。位置的にはヘルシンキ同様に南端寄りですが、ヘルシンキよりさらに西に行った位置に存在する都市です。歴史的には、一応、旧首都とのことです。

移動のほうは、早朝(?)に出かけまして成田へ。そこからヘルシンキまで9時間半ほどの空の旅。その先、ヘルシンキ空港から各種周辺都市への中継がなされておりまして、トゥルクもそのひとつなのです。…なのですが、その乗り継ぎの意味が今ひとつ良く分かっておらず、断ったんですよね…。いえ、乗り換えの時間が1時間しかなく、その間に入国審査、荷物の引取りから、再度チェックインとしなければいけないのだとすると、ギリギリであるし、その前の便が遅れる可能性だって十二分にあるわけで…*1

というわけで、代替手段として考えていたのが、陸路、鉄道です。フィンランドVRと呼ばれる特急列車網がヘルシンキを中心に主要都市間を結んでいるということで、これならば、2時間ほどかかるものの、航空機の1時間+搭乗手続きなどを考えれば、そこまで差があるとも思えず。また、便数も割と遅い時間まで1時間に1本ずつの割合で存在するため、航空機と比較して不測の事態に対する柔軟性が歴然…そう思っていた時期が私にもありました。まあ、そういう予定で成田から出国いたしました。

ところで、搭乗した航空機の便に関しまして。これはフィンランド航空とJALが共同で飛ばしている便なのですが、基本はフィンランド航空のものだったみたいです。搭乗されているお客さんもフィンランドの方や英語をしゃべってる方などいろんな方がいらっしゃって、日本人が過半という感じではなかったです*2。フライトアテンダントさん達も7:3でフィンランド人:日本人という印象でしたね。

また、特徴的なのが機内の放送です。機長の方もフライトアテンダント長の方もフィンランド人で、まず、フィンランド語(と思しき言葉)で説明が流れ、次にやや訛った英語が。次に、そのまま片言の日本語が一言ある場合もあれば、ない場合もあり、最後に日本人の別のフライトアテンダントさんが代表で日本語で話される流れでした。そうやって聞くと日本語の表現の多彩さ、客商売向けの言語であるかが良く伝わってくる気がしましたね。まあ、フィンランド語はまったく理解できませんでしたが、英語と比較すると、たとえば「thank you for onboarding today」が「本日は御搭乗頂き、まことにありがとうございました」になるわけですから。

フライトアテンダントさんと言えば失敗(?)した話。「飲み物いりませんか〜?」「ホットコーヒー下さい」「コーヒーと紅茶は別に後で回ってますのでそちらでお願いします」「分かりました」ここまで英語。で「Coffee?」って言って回ってるフライトアテンダントさんが来たので「I'd like to have 」とまで言ってそのフライトアテンダントさんが日本人の方だと気付いて固まりました。まあ、コーヒーは頂けましたが…。

話が長くなっており、まだ、フィンランド到着まで移れませんが本日はこのくらいで。多分、しばらくのんびりと関連するお話を毎日続けようかなと思っています。

*1:実際には荷物はそのまま積み替えてくれるらしく入国審査は最終的な到着空港で行うみたいでした

*2:これは日本から、周辺ヨーロッパ諸国へ乗り継ぐための便として適当な便だったからかもしれません