総評

マルチメディア端末としての色を強くしようとしている印象を受けました。まあ、WINに代表されるG3世代の端末ってどこの携帯会社のどこのメーカーのものでも、その帯域を利用するサービスを提供することに躍起になってる印象ですので、似たようなものなのかもしれませんが(サービスありきではなく、携帯を進化させ買い替え、サービス乗り換えキボンヌありきの印象)。ただ、そういう、方向性を目指している(と思われる)割には、ちょっとアンバランスな面も。miniSDとかも搭載してますが、それほど、データサイズが大きいものを保存できるわけでもないですし。画像や動画の加工と言っても、液晶の解像度がネックなのではなく、純粋に扱う端末のパワーと、不揮発性記憶容量の少なさがネックになっているって感じです。
フロント側に液晶、カメラ搭載は標準として、なおかつ、キーと液晶とバッテリーが最低限必要でとなるとそもそもの制約条件が大きく(例えば、HDDはさすがに搭載できないし)2、3年での買い替えを前提としているので、値段の問題もある…。そういう面を考えると、まあ、がんばってるな、とは思います。技術的にすごいとも思います。しかし、現行の携帯の進化の方向性が、一般的に言って、万人ウケするほどに魅力的かと問われると、首を傾げる…というより、否定的に捉えてしまう、というところでしょうか。