あー、いるいる…

痛いニュース(ノ∀`) : 家柄・学歴が自慢の主婦「エリート教育した息子2人がニートになった。何がいけなかったの?」 - ライブドアブログ
なんか凄い分かる気がしますね、こういう親。というか、凄く身近に居ましたよ?
よかれと思ってやっているんでしょうけど、過保護。そして、レール敷きすぎ。
子供に大事なことを決断させていないから、子供は大事な時ほど決断力がない、決断に対する責任感がない、いざとなれば誰かが決めてくれると思ってる。
そして、子供は、大学だろうが就職だろうが、根本的には自分が決めた事じゃない、親に敷かれたレールだと思っているから、やっぱりそれに対する責任感がない。だから続かないし、困難が訪れるとすぐ挫折する。
その上、親は30年前の成功体験を元に「私と夫は家柄、学歴ともに申し分なく、夫は一流企業勤務、私は専業主婦です。」とか言ってのける始末。それが、客観的に見て事実でも、それを人前で言ってのけれる人間の価値観なんて、他人を学歴や収入で見下すことしかできないクズですよ。その価値観を改めない限りは「子供には自由な生き方を選べるよう色んな道を用意した」*1とか言っても、子供からしてみれば、親の醜い価値観を押しつけられ、望まぬ期待という重圧をかけられ、その期待に答えられなければ今度は親の失意が心を切り刻む。
本人よりも親の方が大きく一喜一憂する人生ゲーム、果たしてそのプレーヤーは誰なんでしょうね?そういう親に限って「親は子より長い人生を経験しているから。多くの事例を見てきていて、何が大事かを分かっているから、人生を後悔しないようにアドバイスするんだ。全てあなたのためを思ってるんだ」などとのたまいそうですけどね。所詮経験と言っても実体験は高々自分の人生一人分。傍目から見た他人の思いや苦労なんてそう簡単に理解できる物でも無し、夫でさえ理解できない程度の癖に。その上他人を見下す凝り固まった価値観でしか物も見られず。そんな程度の人間が人生ゲームのプロのような顔をして、30年前の常識やセオリーを振りかざして介入ばかり続けてきたら、誰しもやる気だって無くすのは必然でしょう。


最後に、似たような親を持つ子として言わせて貰うと、こんな親には子を思って、喜ぶ権利も、悲しむ権利も、憂う権利も、怒る権利も無くて当然、と思います。以上。

*1:元記事ではそんなこと言っておらず、むしろ積極的にレール敷いてみせた、と言ってますが…