サガスカーレットグレイズ緋色の野望(PS4):前作持ってますが…

PS4版を予約して購入。プレー開始しました。何というか…楽しいですね。
前作はレオナルド編クリアしてウルピナ編の途中で投げ出した形ですが、別に前作も嫌いでは無かったですからねぇ。4周する元気が無かっただけで。


基本的にはそこまで変わってません。戦闘以外に殆どやることが無いのも変わっていません。何はともあれ戦闘がメインです。どこかに立ち入ったらとりあえず戦闘で解決しかありえません。戦闘を行わずにクリア出来るゲームでは間違いなくありませんし、戦闘以外の要素も少ないです。1回の戦闘も長めで育成計画含めてある程度頭を使います。なので、よく言われていますが向き不向きは非常に出やすいゲームだと思います。強い敵をより効率的に倒せるようになるのが楽しい、というタイプに向いているゲームだと思います。
その一方で、前作では演出でごまかされていたとはいえ、ある程度苦痛ではあった読み込み、特に戦闘の処理が長めだったのが改善されています。さらに、装備関係では、進みすぎると前半の特殊素材が足りなくなったり、そもそも装備の入手数が割と限られていて成長のさせ方によっては技の覚え方に偏りが出てしまったりといった問題は、各地で実質武器防具の売買ができる設備が用意されたことで割と改善されています。術の覚え方にもてこ入れが入っており、属性毎の術の数が3→4か5?に上方されていたり、杖に初級の術を覚えるものが追加されたことでサイレンおばさんの悲劇なんかは改善されている模様です。
バランス面も、術では強すぎた召雷辺りは下方修正されているみたいですし、槍に新たにプロテクト技が追加されていたりと…多分気付いていないだけで色々変わっていそうな気はします。
また、今回、詳細は知りませんが、周回プレーでの引き継ぎ要素があるみたいですし。他の主人公でも仲間になるキャラを育成して引き継げるとすると、大分スムーズに周回プレーできるようになりそうな気もします。なので、Vita版でわずかにやり残しがある程度…ならともかく、2周以上終わっていない状況ならこちらを買い直して、やっていないルートから進めるのでも十分元が取れそうな出来だと思います。
さらにプレー開始時に、前作でどのルートをクリアした?というアンケートとかもあって、クリアしたルートにちなんだクロスオーバー的なイベントが解禁されるとかなんとか…。なお、プレーしてないのに解禁しても意味が分からないだけだから止めてね?という注釈がありました。まあ、なので素直にレオだけクリアしたよ、で始めてます。主人公は占い結果で前作2周目と同じウルピナになったので、そのままプレー開始しました。


難易度選択がオプションで切り替えられるらしいと聞き、難しめで進めていますが…クリア済み拠点での素材集め、育成を割とやってしまっているので、難易度はそんなに…。むしろ、PLvの上がり方が早くなるだけという話なので、それなりにサクサク敵が強くなる分、こちらの強くなり方も早い印象がありますね。それでもすさまじく時間食いなのは変わっていませんが。


前作プレー中には出て無くて、投げ出した後に購入した攻略本、緋の天啓についてはそれなりに役に立ってます。変わってる部分も無いわけではないですが、前作分のロール一覧だけでも見られると楽です。まあ、その辺の情報は、ネット上でいくらでも転がってそうな気もしますが…。
というか、本書に関しては、本来、シナリオにおける網羅的なルート分岐を記載して欲しいのに、お得っぽい推奨ルートを記載しているだけというのが、この攻略本のダメなところなのですが…。本作の複雑怪奇なイベント展開を、図面などで丁寧に書き下してくれることが公式攻略本に期待されていたのに…。この選択肢でこんな展開も起きるんだ!という驚きが楽しかったゲームで、それを全て試すのが困難だから書籍として読みたかったはずなのに、なんでこんな雑な仕事をしたのやら。装備や、術、技周りの数字データは割と満足なだけに残念ですね。