ロードオブヴァーミリオン紅蓮の王:3話まで視聴して…分からせる気なさ過ぎだろう…

とりあえず黙って3話まで見ましたが…いやー、キツいッスね…。
一応、LoV3からですが、原作であるアケゲーの方のストーリーモードは見てるので、内容の基本は分かるんですが…。分かるのと、面白いかどうか、ついでに納得がいくかは別問題なのですよ。
そもそも、これ誰に見せたいんですかねぇ?新規さんなら、1話からさっぱりで、2話で思い出してって言われても?から3話で思い出したし説明も来たけどやっぱりさっぱりきっぱり分からない、で切らない方がどうかしているレベルでしょう?
じゃあ、既存プレーヤー向けかというと…。それこそ、LoV3、LoV4やってて、ストーリーモードもプレーしきってるのって、ゲームのアクティブから察するに1万人もいないでしょうし…。ストーリーモードとは実はまた別の平行世界だったんだよ!みたいな展開なんだろうとは思いますけど、ストーリーモードの紙芝居の方が10倍はマシな中、これを見る意義ってなんだろうねぇ?という。


正しいことを保証はしませんが、とりあえず、理解している範囲で書いておきましょう。

LoV3までの世界観について

LoV3までの世界について。LoVの世界は平行世界ものであり、また時代も設定も異なる複数の異世界モノでもあり、永劫の時を戦い続けるループモノでもあるのです。
世界にはアルカナという赤い結晶状の力があります。これを体内に持つ人間はロードと呼ばれ、ロード同士の戦い以外では死なない不死身の存在だったりします。全てのアルカナの力を集めたロードは紅蓮の王となり、創世の力を得ることになります。ただし、ロードがアルカナを奪われると死ぬ。なので、ロードにとってはアルカナの力を奪って集める、あるいは奪われないように自衛するというのが目的の一つなわけですね。
それとは別に、アルカナの力を狙い世界を侵略する混沌種というのが居まして、存在としては紅蓮の王と敵対するわけです。混沌種はあらゆる存在を取り込み擬態化し、またあらゆる次元を越えて侵略してきます。そして、混沌に破れた世界の存在は、見た目は一緒でも混沌の手先となっている可能性があるのですね。このため、一見味方に見えても混沌の手先かもしれないので、信じられるのは自分のみ、でも自分が勝ち続けて最後に立っていたのが自分だけならそれで問題なし!というのがLoVのゲーム上で戦う理由なのです…。本質的には割と救いの無い厨二病的なダークファンタジーの世界なんですよね…。
さらに、混沌勢が異なる世界にちょっかいかけまくって、いろんな世界で恨みを買っているのもあって、混沌倒すために契約して使い魔になって?ってのが成立する。結果、いろんな世界、いろんな神話の神様とか英雄とかを召喚して戦えるぜ!コラボアニメ・ゲームの世界からも!という柔軟さがゲームとしての魅力の一端だったりもするのです。


で…LoV3では紅蓮の子らと呼ばれる16人がプレイアブルなのですが…。大雑把に言うと、ニドさんって人が、一度アルカナ集めきり切ったかと思ったところで、油断して混沌勢にアルカナ割られてしまい、それがレムギアって世界に降り注いだんだよ。そのアルカナのかけらが16人の主人公達にそれぞれ宿ったんので返してね?じゃあ、ボクはもう行くから…というお話でした。大分はしょりましたが…。まあ、また救えなかった、から、時を止めたらタコに何度も飽きないねぇと言われたりとか、18人でビーム撃つところとか、割とシナリオは良かったと思うのですよ…。

LoV4およびアニメの世界について

そしてLoV4なわけですが…。LoV4の主人公らはLoV3の紅蓮の子らのそっくりさんです。同一の存在では無いみたいですが、何にせよ似ていますし、概ね1対1で対応しています。なので、アニメでの思い出して、というのはLoV3の世界での記憶でありロードであったことであり戦いであり仲間のことを思い出してということなのですよね…。LoV3やってなければ、アニメ内でLoV3の世界の描写も一切無いのに分かるわけ無いですよね…。
その上で、LoV4の世界では、アルカナの力ではなく、あくまで血をベースとした血晶の力みたいなので戦っています。LoV3の主人公達は別に赤いのまとったり、剣を出したりしませんし。ロードの証である赤い瞳は常時でしたし(ただし紅蓮の子らは2人で1対、左右どちらか片方だけが赤い)。存在もロードではなく英血の器と呼ばれています。ぶっちゃけ、LoV3とLoV4ではゲーム自体はまったく変わってないのに呼び方だけ変わっているわけですが…。アルカナ因子も、単にアルカナを身に宿していることを意味するのではないという雰囲気ですし、何かまだ語られていないシナリオ上のギミックが用意されているんじゃないかなぁ…とは想像されるわけです。小梅ちゃんとチユの入れ替わりの話もありますしね…。
この辺の種明かしは、ゲーム本編に実装されている7話ではまだ判明していないので、ひょっとするとアニメが先かな?という思いもあり(苦痛を耐え忍んで)見ているわけですよ…。
実際のところ、LoV4とも大分展開が違う部分があるし、アニメ3話でアニメ1話の冒頭の記憶を思い出してる描写があったのでLoV3→LoV4→アニメくらいの繋がりなのかなぁ、という気もしますが。


とまあ、気になるところが無いわけでも無いのですが…アニメから入った人にはさっぱり分からないですよね…。いや、本当に、何のためのアニメなんでしょう。全国1000人くらいしか、見て理解している人居ないんじゃ無い?ゲームの方の販促も兼ねてるんだとすれば、多分ハイスコアガールのコラボCMが一番貢献しているレベルだと思うよ?


柿原さんのキャラが酷いのがつらいです。ネタにされることも多かったですが、LoV3では頼りになるアニキな雰囲気があっただけに。LoV4では少々おちゃらけた雰囲気こそありますが、シナリオでは良識的な大人を演じているのに、アニメではどうしてああなった…。他人が魔物に変化させられているのをスクープとして写真撮って嬉々としてて、それが身内にも降りかかることを想像もせず、いざ降りかかったら全てを他人に責任転嫁とか。頼むから、バルドをあんなクズ小物キャラにしないでくれ…。千尋さんになんらかの因縁、恨みなどがあるにしても…表面上は良い奴として近づいて、裏で裏切ってるとかさぁ…。…あれ?バルドじゃん…?
森園さんの変身シーン、ちょっと期待していたのに、アエロと2人まとめて1束50円のレベルじゃ無いですか…。あと、戦闘向きじゃないのも分かるけど、せめて見せ場の1つも作ろうよ。肩貸してるだけの人だぞ…。というか、森園さんモードの方が可愛いんだけど…。
そして、出てこないんじゃないかと心配していた風間さん、マジでどこ行った…。1話ではたまたま道場に居て巻き込まれた人。2話では事情もわからず聴取受けてるだけの人。3話ではそもそも出てこず。見せ場の半分であるはずの虎徹君の覚醒シーンも終わったぞ、おい…。
ドゥクスの説明、なんですんなり受け入れている雰囲気なんだよ…。LoV4のストーリーではどちらかと言えば、アレは見ているこっちに対して語っているのであって、主人公らは戸惑ってて、異変は確かに起きていて受け入れるしか無いけど、ちょっと鵜呑みにするには話が大きすぎる…くらいのスタンスだろう?
というか、全般的にさぁ、ツッコミどころしか見つからないレベルで本当に見てて辛いんですけど…。
…というグチでした。以上。