マウス更新

ポインティングデバイスのマウスのお話です。とりあえず、うだうだと長くなりそうなので結論から言うと、Bluetooth式のマウスは地雷の可能性が高い。


今回、大分前に買って、色々あって使ってなかったBluetooth式のマウスを使えるようにしようかな、という実験?みたいなものについての記録。そもそも、そのマウスを買った時期が結構前だったり、大分使ってない時期があったり、職場に持っていってやっぱり止めて持って帰ってきたり、どうでも良い来歴は山ほどあるのですが、実際どうでも良いので割愛。
まず、更新しようと思った動機に関して。前もトラックボールとかについて書いてましたが…。トラックボールは、センターボタン押しからのスクロールとか色々と不便なところがあるんですよねぇ。今まで使っていたのがケンジントンの4ボタン式。ボールの縁をなぞるように回すことでスクロール相当の操作ができるものだったわけですが。その前が2ボタン式で実際にスクロール用のリングが存在しているトラックボールだったのを、そちらに切り替えた理由がまさにセンターボタン不在が面倒臭いから、だったのです。そのセンターボタンもイマイチ使いづらかった、ということでマウスに戻すことに。まあ、普段、あんまりマウス使っての操作とかしてなかったのですが、最近ちょっと、色々やりたい作業が出てきて…。
実際のところ手の指がやや短めな私の場合、四隅にボタンが配置される形のトラックボールのボタンは使いづらかったのが本音でも有り。左下と右上を左右のクリック相当、一番遠い左上をセンタークリック相当、手のひらで誤クリックが発生する右下は殺すという運用で使っていたのですが、それはセンタークリックの頻度が少ないからなんとかなっていたわけで…。センタークリックしながらのドラッグとかが増えると、一番押しづらいボタン押しながらトラックボール操作をすることになり…普通に使いづらいという結論に。


で、まあ、そういうこともあってマウスを更新したわけですが、今回はBluetooth式を試してみたのでした。
以前、無線式のマウスを使っていた時期があったのですが…。それこそ10年から20年ほど前の話で…。割と長く使っては居たのですが…定期的に電池が切れる、サイズが割と大きかった、USBの専用受信端子が必要だった(これはまあ、今もそうでしょうけど)、本体の方がへたってダメになると受信機も捨てるしか無くなる、などの不満点も有り。後は、まあ手首動かしたくない欲求から有線式のトラックボールへ移行していたわけです。
で、今回は受信端子が他の端末との接続に使えるBluetoothの方が汎用性が高いし、マウスを更新しても受信端子は使い回せる。Bluetoothの受信端子まで含めると値段は割高になるけど、先行投資と割り切って、スマホとか、携帯とか、スマホ用のキーボードとか、色々繋げられるなら、まあ良いかなぁと。いずれにせよ、Bluetoothの規格が大きく変わらない限りは使い回せそうという判断ですね。…まあ、実際にはペアリングするのが面倒だったりで使わないのまでワンセットなのですがけどね…。
というわけで、しばらく使っていたのです…が…。んー…反応が…悪い…。マウスのポインタの動作が怪しく飛び飛びになることが結構起きるんですよね…。カーソルの動作自体は致命的に遅れてたり、飛び飛びでワープしたりしているけど、操作した通りの軌跡はなぞろうとしているように見えます。ということは、マウス自身の受光部とかの読み取りの問題ではなく、通信かPC側の処理の問題の可能性が高いわけです…。で、うちの机の事情として、2段式のキーボードだけ引き出しに乗せて使うタイプのものなので…PCに刺したBluetoothの受信端子とマウスの間に、必ずしも直線的に経路が到達しているとは言いがたい…。マウスの操作状況によっては机の天板が邪魔で多少電波が阻害される可能性はあるのですよね。
なので、電波干渉が問題なのか切り分けるため、USBの延長ケーブルを買ってきまして…それを机の裏側から回して、受信端子を天板の下に貼り付ける形で配置。これで机の下で直線的に経路が確保されるだけで無く、天板と引き出しの板含めて電波を遮断する環境が整っているので、電波状況はかなり改善するはずなのですよ。


そうして、使うこと半日…。ダメだった…。まあ、そこまで頻発するわけでは無いのですが、PC側の処理負荷が高まったときなのですかね?表面的には分からないのですが、やっぱりマウス操作が怪しくなるタイミングが発生するのです。Bluetoothでの通信というワンクッションを挟んだ上、その通信処理の一部をPC上で動作するドライバに任せているので、しゃーない部分はある気もするのですが…。色々処理の優先度が、それこそ有線のマウスと比較すると低いんでしょうね。とはいえ処理落ちが発生するタイミング事態がイラッとくるものなのに、そのときに入力デバイスからの入力がないがしろにされるのは特に不快感が強い要素でも有り…。
ついでに、しばらくマウス触ってなかったところからの反応が遅い…。マウスを操作する、マウスが省電力状態から活性化、通信開始という部分でただでさえ遅延が発生する中で、専用の無線端末より汎用のBluetoothの方がネゴシエーション、暗号化などでオーバーヘッドが大きくなってるんだろうなぁ…。
いずれにせよ、ある程度負荷をかけつつポインティングデバイスを用いた操作を行う前提で、新しいマウスを買ってきたのに、その挙動の信頼性や応答速度が低いというのは許しがたく。
というわけで念のため買ってきておいた有線式マウスに交換しました。以上。