現在のNTTフレッツ光ネクストが腐っている件

まあ、今日昨日に始まったことでもないのですが…(ちゅーか、以前の日記にも書いた気もしますが…書いてなかったかな?見つからなかった)。ここしばらくは、ネトゲとか全然やってませんでしたので、せいぜいブラウザ立ち上げた時に毎度イラッと来る程度で済んでいたのですが、東方幻想麻雀4を購入したついでに久しぶりにネットに繋いでみたら…なんじゃこりゃー!というレベルでエラー発生してます。1半荘中のどこかではほぼネットワークエラー起こして、下手するとそのまま死亡しますからねぇ。やれやれという感じです。
昨年のWorld IPv6デー(毎年6月6日)以降発生しているため、多分IPv6対応によるIPv6-IPv4フォールバック辺りが原因なんだろうなぁ、と。
現象としては、ブラウザを立ち上げるなどして、ブックマークなどからサイトのURLを開いた時に通信が止まります*1。1分間くらい、何度リロードしようがブラウザ上は、表示できないサイトなどと出て、うんともすんとも言いません。その間、光ファイバが接続しているモデムの方には正常にアクセスできているんですけどね。その状態がしばらく続いて、1分ほどすると何事も無かったかのように繋がり始めるという感じです。一見すると、通信が混み合っていて接続しにくい状態だったのかな?と思いがちですが、そのような状態になるのは決まってブラウザを立ち上げた時で以降は全く通信遅延を感じさせることが無くなる点から、アドレス解決関連だと推測されます*2
内容的に、IPネットワークの基本を知らないと難しいかも知れませんが、参考になるURLをいくつか。正直、この辺を見直さないと記憶が曖昧で、正確にしゃべれる自信がないので…。
国内ISPにおける「IPv6-IPv4フォールバック」対策状況一覧、JAIPAが公開 -INTERNET Watch Watch
世界がIPv6対応しても、フレッツユーザーは現状ではIPv6に対応できない | スラド
あと、スラドの記事からもリンクがありますが、
World IPv6 LaunchとNTT IPv6閉域網を巡る駆け引き - DNSでのAAAAフィルタ:Geekなぺーじ
本来、その辺が専門寄りの研究者やってるので、もうちょっと正確に理解しておきたい気もするのですが…まあ、SEさんと違って、研究職なんてのは、深く狭くのスペシャリストなので、読んで理解できれば、覚えておく必要なんて無いのさ!とか言っておく。
さらにややこしいのはこちら。これはまた、別の問題で、理解できる場合、非常に参考になる興味深い内容なんですが…。
NTT IPv6閉域網フォールバック問題:Geekなぺーじ

ちなみに、IPv4-v6フォールバックは、ネットワークに全く繋がらないというものではなく、あるタイミングではしばらく繋がらない状態が続くというモノです。なので、一度繋がってしまうとやや再現が難しいですし、問題が起きていること自体、認識しづらい側面があります。一方で、今回書いているような現象の場合、よく相談サイトなんかに書かれている、まずはPCの設定の見直しを、とかいうのは、的外れの可能性が高いと思います。そもそも、ネットワーク関連の設定というのは、プロトコルだとかの設定が何か致命的に間違っていたら、そもそも、切断されるとか繋がりにくいとかということは殆ど無くて、そもそもが繋がらないのが当たり前だからです*3


わざわざ高速応答や安定性、常時接続性を求めて有線ネットワークを引いているというのに、ウェブページ一つ表示させるのに、30秒からへたすりゃ1分以上も接続までに要する場合がある現状では、実際のところ求めている性能を満たしているとは到底言えません。ちゅーか10秒有れば、3G網の携帯だって呼制御終わらせますよ。
乗り換え案内で電車の時刻調べようとして、PCの開いているウェブブラウザ上からアクセス試みたのに、1分以上反応返ってこないとか…。その間に携帯サイト立ち上げて検索終わった頃にようやく、PC側がアクセス完了とか、ネタにも程がある。
さらに、鬱陶しいのが、その辺の不満を察知してなのか何なのか、2年縛りでの割引の勧誘が秋口には来たこと…。まあ、うちの場合、他の有線回線に乗り換えようとしても、部屋に入って工事して貰うことも不可能ですし、引っ越しなどで引っ越し先で同様の契約を続けることができない場合は、途中解約可能とのことでしたので一応入っておきましたけど…。
NTT法の縛りなどで、フレッツ網の扱い自体が特殊なために、変な実装をせざるを得なかった、というのは有るみたいですが、それにしてもなぁ、という…。IPv6対応と言いながら、世界のIPv6網には繋げられないおかしな独自アドレス仕様を使っており、IPv6モドキ呼ばわりされる始末ですし。まあ、実際、正しいIPv6というプロトコルに則っていないのですから、エセ扱いされても仕方ない、ってことみたいですが…。(Google、6.6 年以内に半数以上が IPv6 にと予測、国内の IPv6 環境正常化を訴える | スラド)
ウェブアクセス程度だとイラッと来る程度で済んでますけど、これが、例えば秋口に出るモンハン4とかの狩りの最中に切断、30秒通信不能で落ちたりしたら、やってられませんよねぇ。それも30分に1回くらい起きるとなると…。


と、ここまで書いて、果たして本当にこれが原因だろうか?とちょっと疑問に思った。DNSでサーバのアドレス解決していればその可能性が高いと思うんですが、サーバのIPアドレス固定でソフト内に持ってたら…って流石にそんな暴挙には出ないと思うけど…。とはいえ、フレッツ光ネクストから、emobileテザリングに切り替えたら、そっちだと致命的なネットワークエラーは起きずに普通にプレーできてますからねぇ。さらに、通信エラー発生時に別の端末から、同じネットワーク経由で東方幻想麻雀4の公式サイトにアクセスしに行ったら、アドレス解決できてないっぽい止まり方してたので、多分間違ってないと思います。モデムが死にかかっている可能性もありますけど…(追記:モデムで思い出しましたが、モデムにおけるAAAAフィルタは適用してます。…ただ、モデムのレベルだと意味無いような…?上位のDNSが腐ったv6アドレス伝えてくるのは避けられていない気がするので…。未だにグーグル先生って誰だっけ?って普通に言ってきます)。
モデム経由しているので、どこまで見られるかわかりませんが、wiresharkでパケット監視してみようかな。…ただ、ぶっちゃけ、原因究明できたところで、フレッツの問題なので自分で修正のしようもないですし、クレーム付けたところで理解ができると思えないオペレータと押し問答しても時間の無駄でしょうし、頑張ってクレームと問題を理解させたところでフレッツ網の問題として根深すぎてどうこうできるものでも無いのも分かっていますしねぇ…。結局、違約金払ってでもさっさとネットワーク乗り換えた方が早い…というか、それしかないという結論になっちまいますね。
となると、乗り換え先をどうしたものか…。ケーブルテレビ系は、基本的に設備投資的に腐ってる点では定評がありますし、アドレスの保有量の問題か、NATの仕様も腐っていることがおおいと見受けられますのでパス。とすると売り出し中のau関連ですかねぇ?パワードコムとかの電力系ってKDDIが買収してたんでしたっけ。
なお、データ転送量の制限、応答遅延、信頼性の問題から、基本的に無線は却下。自分自身が有線屋だからというのは多分に有るんでしょうけど、正直、インフラという意味での回線に無線は考えられません…。部屋が動き回る訳じゃないんですし、電柱との間を電波で飛ばすより、線を直接引き込んだ方が有利に決まってるじゃないですか、と思うんですが…最近はそう思わない人も多いみたいですね。

*1:正確には通信が止まっているわけでもなく、裏で読めないアドレスを渡されて困ってる、ということみたいですが

*2:通信中にも時折起きますが…DNSのアドレスは定期的に失効するので再取得に行ったタイミングだと思われる

*3:まあ、絶対と言うことは無いんですけどね…。IPマスカレード設定間違っていても一方から始めた通信なら届くとかあり得ない訳じゃないですし。あと、Windowsの場合、設定を書き換えたりしたとき、自動でアドレスを取りに行ったりと、Linuxに比べて初心者に向けて至れりつくせりな部分があるんだけど、逆に言えば、一定時間経たないと更新されなかったりと、やや怪しい挙動をしているとも言えるので…